娑婆世界も必要だ!?

こんにちは。我ら超ぉ小規模事業者の間では、消費税の実質的な増税となる「インボイス制度」の導入開始が問題となっています。

消費税は、一般消費者から一時預かって、それを会社やお店側が代わりに翌年まとめて支払うという税金です。ただ我々のような年収1千万円以下の超ぉ小規模事業者に対しては「なにかと大変でしょうから♥」と “免除” されていたワケです。

ところが「この年収1千万円以下の超ぉ小規模事業者への “優遇” を実質的に止めて行きましょうね(`ー´)」というのが、2023年10月から導入されようとしているインボイス制度なのです(涙)。

そんな中、事業家のホリエモンさんが、今問題となっている実質的な消費税増税となるインボイス制度について、自身のYouTube動画にて言及し、その発言内容が物議をかもしています。

■野党が中止を求めている「インボイス制度」について解説します@スペイン

ホリエモンさんは、このインボイス制度に関して「免税とか甘えてんなよ、逆に1000万稼げるようになれ。」みたいな感じで発言されていらっしゃるのです。同氏からすると、1000万以下なんて事業じゃねぇ、といった感じなのでしょう。確かに正論だし「なるほどw〜」なんですが、ボクは少し違った考え方です。

ここで法華経というか、お釈迦様や如来様の視点観から論じさせて頂きたいと思います。

お釈迦様や如来様は、とても高次元な存在(御方)でいらっしゃると思います。その存在は物質的なものではなく、意識体なり、我々のような庶民の目には見えない特殊なエネルギー体なのかもしれません。いま我々が住む娑婆世界が「三次元」だとすると、「一一次元」とも「一二次元」とも言われている摩訶不思議な世界空間なんだと思われます。

そのお釈迦様なり如来様なんですが、極めた究極体であり、完全体であられるはずです。それなのに法華経を読むと、人間という形で生まれ変わり、何回も、何回も、低次元(低レベル)な我々の娑婆社会(三次元世界)へと、“わざわざ” 修行にやって来られるのですね。

「ぶっちゃけそんな必要なくねぇ?(^^;)」と思いがちですが、法華経を読んで、ふと思ったのが(閃いたのが)、実はそうでもないという事です。ボクは口下手なんで、上手く表現できない言い回しで大変申し訳ないのですが、以下に論じさせていただきます(^^)!

人間という形で生まれ変わり、何回も、何回も、低次元(低レベル)な我々の娑婆社会(三次元世界)へと、”わざわざ” 修行にやって来られるのは、【低いレベルの世界(我々の住む娑婆世界)だからこそ修行になるからです!】

逆にいうと、みんなが、全員が、完成された素晴らしい世界(如来や菩薩の存在する高次元界)だと修行にならないというか、精神の進化や成長もないとも言えます。

我々が住む娑婆世界だと、色々な輩が存在します。人を平気で殺したり、テロを起こしたり、愛欲や金欲に溺れたり、強盗したり、詐欺したり、、、等々、善人も悪人も入り乱れて存在しています。法華経的にいうと、餓鬼畜生、魑魅魍魎、といったところでしょうか。

平和で究極世界の高次元界からみると、この娑婆世界(三次元)は、とてもとても過酷で厳しい世界ですよね。餓鬼畜生の強欲にまみれた世界では、数多くの悪の道への誘惑があったりして、様々な判断や選択や生き方が求められます。だからこそ “精神の修行” になるのです!(とボクは思っています)。このような腐敗しまくって歪みきった娑婆世界の中でも、正しい “禅の生き方” を続けて行くことで修行になるといった感じです。ボクの私見とはなりますが、お釈迦様なり如来様にとっては、この低レベルな娑婆世界は必要不可欠なんだと思います。自らをさらにさらに高める修行のために。

だから、なんていうんですかね〜。話をホリエモンさんが物議をかもした「インボイス発言」に戻すと、我々のような全然稼げていない最下層な人たち、つまり存在そのものが否定されちゃうような超ぉ小規模事業者さんの方々も、『この人間活動(娑婆世界)をまわしていくには必要な存在なんじゃないのかなぁ〜(^^;)』ってボクは考えているんですよね。

うまくいかない人たち(我々のような超ぉ小規模事業者)の存在があるからこそ、うまくいく人たち(成功者)というのも存在する、といった感じでございますかね(^^;)。

ただ、早く年収1千万なり、1億なりを稼げるよう、経営者として常に精進して参らねばならないのは、ホリエモンさんの言う通りであり、正論です。頑張ります(^^)。