線引きする勇気

こんにちは。久々のブログ記事です。梅雨時期で何だか忙しかったのと、夏バテ気味でした。

さて、安倍元首相が我が国の表舞台から旅立たれました。“新しい世界” でも元気で生きて頂ければと思っております。安倍元首相は、最高指導者として、魑魅魍魎で一癖も二癖もある、多くの政治家や官僚たちを束ねて来られました。しかも8年以上です。もちろん在任期間中には「あれやこれや(ー^ー;)」「あーだこーだ(ー^ー;)」と四方八方から色々と意見されたり、反論されたり、文句も言われた事でしょう。そうなると普通の人間ならば、落ち込んだりして「やはりボクのやり方や考え方は間違っているのかなぁ〜(涙)」 【迷い】【戸惑い】 が出てくるものです。安倍元首相はよく長年に渡り乗り超えて来られたものだなぁ〜と。安倍政権には功罪はあったものの、経営者目線からみるとスゴいと思います。

安倍元首相の重圧とは比べものにもなりませんが、整体院を運営していても 【迷い】【戸惑い】 を生じさせる場面が時々あるんですよね〜。
「YouTubeの動画でみた、ゴットハンドの某整体院やカイロプラクティック院では、あーして こーして 首とか骨をバキバキと激しく鳴らしているよ。スゴくいいよ♪ アナタの所ではできんのか。」
「アナタも、タイに行ったりして、本格的なタイ式マッサージとかも取り入れるべきである。」
「柔道整復師の資格とったらどうだい?」
「今のアナタの△△なやり方ではなく、○○なやり方に変えたらどうだ。」
…等々ですね。

確かにその通りで、日々精進すべきであるのですが、全部が全部って無理なんですよね。今のわたくしには無理です。ホント「ごめんなさい」なんですが…

キリがないといいますか、どこかで(ここまでだという) 【線引き】 をしなければ、かえって頭の中が混乱しちゃうと思うんですよね。

そして、この 【線引き】 が毅然とできる人ほど、整体院にせよ、他の事業にせよ、うまく行っている例が多いです。「二兎を追う者は一兎をも得ず」とはよく言ったものです。

過去の実体験から「やはりボクのやり方や考え方は間違っているのかなぁ〜(涙)」みたいな 【迷い】 【戸惑い】 が出てきちゃうと、経営面で低迷する事が多いです。お客さんや周りの意見などを聞くことは、とても大切なことです。しかしながら、不適切な表現となってしまいますが、振り回わされ過ぎてもダメなんですよね。

「当院の整体のやり方は、こうなんです!」と【線引きする勇気】 も必要なんです(必要なんだと思います)。

ボクがお世話になっている某町の名治療師S先生は「肩が痛い」「腰が痛い」といっても、治療のやり方は一環しているんですよね。「俺はやることは、やっている。ただ それだけだ」といった感じなんです。ブレないんですよ!

もしかしたら、S先生の施術方針は正しくないのかもしれないし、別な方法を取り入れても良いのかもしれない。でもS先生は、上述した 【線引き】 をしているんですよね。なかには気にいらなくて別な治療院へと鞍替えする患者さんもいるのでしょうが、結果的には、そのブレない姿勢が評価され、S先生の治療院はいつも混んでいます。

ちなみに、S先生は首とか骨のバキバキ系は一切やりませんし、ホグし(押圧行為)もほぼやりません。特殊な施術ベッドを使った矯正のみです。昔、S先生に「ボキボキ系の矯正はしないのですか?」とお聞きしたことがあったのですが、「過去にやってみた事もあるが必要性はない」と判断しキッパリと切り捨てたとの事です。

余談になりますが、ここ最近、秦の始皇帝が中華統一を果たすまでの戦国時代の人気アニメ「キングダム」を視ているのですが、戦国の武将たちは、周りが何と言おうと、自らの戦法を貫き通します。時には多くの死者を出しますが、決してブレません。結果として戦局を勝利へと導くのです。もし、この時の将軍がボクならば、迷い や 戸惑い により右往左往している内に、敵に攻め込まれ大敗北を喫してしまうでしょうね(笑)。

【線引きする勇気!】

経営もある意味での【戦(いくさ)】で、生き残っていくには、必要不可欠な要素の一つなのかもしれません。ボクはお客様から言われちゃうと、「やはりボクのやり方や考え方は間違っているのかなぁ〜(涙)」と、このブログの記事に書いちゃうくらいに、 迷い や 戸惑い が出まくりです(^^;;冷汗)。極めし者への道は、まだまだ遠いようです(涙)。