みんなで生き抜いていく!

こんにちは。札幌厚別江別にこにこ津田整体院です。
ちょいと打合せとかヤボ用があって、最近、小樽の街に行ってきました。

小樽といえば、札幌や函館と並び、北海道でも有名な観光地です。
1〜2年前までは外国人観光客の激増も相まって、小樽の街中はどこも、ヒト、ヒトで、隆盛を極めていた感じがしました。
潤ってもいたのでしょう。小樽の街は整備され、とてもキレイでした。特に「オルゴール堂」や洋菓子ブランド店「ルタオ」がある小樽堺町通り商店街の1キロ程の一本道は、別世界なオシャレな空間を歩いているように思えるほど素晴らしい街並みです。

小樽堺町通り商店街ガイドマップ
(引用:「小樽堺町通り商店街」ガイドマップ http://otaru-sakaimachi.com/guidemap/

そんな折、まさかの未知なる感染症、新型コロナウイルスの大流行。国境を越えた ヒト・モノ・カネ の流れが一気にストップしてしまいました。つまりグローバリズムの終焉です。
僕個人的には、最近までのグローバリズム化の流れに反対の立場でした。国境を越えた過剰な競争社会となり、一部の強い者がどこまでも勝ち続ける弱肉強食の世界になりがちだからです。
人類が進化していくには、ある程度の競争は必要ですが、限度があると思っています。そして、ここ数年間は格差拡大がヒドくなり、その限度を越えている感じがしていました。
僕はグローバリズム社会が終わることには賛成なんですが、それと同時に、新型コロナウイルスの影響等により、札幌の歓楽街ススキノや、観光地である小樽の流れ(経済)が止まってしまった事には、同じ事業者の端くれとして、何ともいたたまれない気持ちなんです(涙)。。

そんな現在の厳しい経済に心を痛めつつ、僕はヤボ用があって小樽へと車を走らせました。この日は運良く、めちゃくちゃ快晴で、道中の車窓から見える小樽の海はとてもとても美しく心が癒やされました。
そうこうしているうちに、小樽築港地区にある巨大商業施設「ウイングベイ小樽」に到着しました。嫁さんのお土産で買おうと考えていた、鶏の半身揚げで有名な「なると」がテナントとして入っていたため立ち寄ったのです。

僕が小樽に行った少し前くらいから、寒くなったせいか、北海道では新型コロナウイルスの感染者数が激増していました。そんなんで感染リスク防止のため、当初は、このウイングベイ小樽内だけ少しプラプラ歩いて帰ってしまおうと考えていたのです。

ところが、小樽の海と快晴の青空を眺めているうちに「何だかこのまま帰るのももったいないなぁ〜(^^;)」って気持ちになっちゃったのです。というワケで、あまり店舗とかに入らずに、外から街並みを見て歩くくらいなら、感染リスクも低いよなぁ〜となって、車を停めてある「ウイングベイ小樽」がある小樽築港から、洋菓子ブランド店「ルタオ」がある小樽堺町通り商店街を通り抜けて、小樽駅までの往復を「歩いてみよう!」という事になったのです。

小樽築港から小樽は駅2つの距離ですから(小樽築港駅→南小樽駅→小樽駅)、片道3〜4キロはあります。往復だと何だかんだで10キロ近くあるので、面倒くさい気もしましたが、整体師という立場上、常日頃からお客さんに「歩かないとダメですよ〜」と偉そうに言っている手前、自分の心の中で引くに引けなくなっちゃいました(笑)。テクテクと歩きはじめました。

15分ほど歩くと小樽堺町通り商店街の街並みが見えてきました。やはりオシャレです。この小樽堺町通り商店街地区は、いつもは外国人の声が行き交っていたのですが、さすがにいませんでしたね。オシャレな格好をした、日本人のカップル連れや、数人単位の女性友達が散策する姿が目立ちました。おそらく国の施策であるGoToトラベルを利用されて観光に来られたのかもしれませんね。新型コロナウイルスの影響等で人が全くいないのかなぁ〜と思っていたので、予想していたよりは人が歩いていて、経済面から鑑みるとそれはそれで良かったです(^^)。

ところがですね〜、そのあとの小樽駅に向かう途中の1キロ近くに渡るアーケードの商店街に入ると、人が全然いないのです!(涙)。これにはビックリしました。。
そして小樽駅周辺に到着するも、やはり人並みがパッとしません。少ないですね〜。新型コロナウイルスの自粛に伴う影響が如実に出ている事を肌身で感じました。。

僕は事業者(の端くれ^^;)というか、職業病なのかなぁ〜。街並みを見たり観光を楽しむというよりは、地域の経済状況を常に頭の中に思い描きながら、街を見る、、、いや、「街を”診る”」クセがあります(笑)。
そして閑散とした(死にかけた)小樽の街並みをみて、「うむむ〜( ´Д`)=3」というタメ息しか出ませんでした。。

ニュースの掲示板を見ると、例えば、ススキノなどで感染爆発による自粛要請などで、ススキノの夜の飲食店が苦しんでいる事に対し、「自業自得」「転職すればいい」「お前らのせいで感染拡大しているんだ!」等々、結構、冷たいコメントばかりなんですよね〜。「かわいそう」とか心配する声が皆無なんですよね。確かに商いは自己責任の世界ではあるものの、「なんだかなぁ〜(ちょっと冷た過ぎない!?)」って(ー^ー;)。同じニッポン人じゃないですか。このような形で日本国民の心が分断されていく姿を見ていると悲しくなってきます。

そうは言っても、自分のお店(整体院)を切り盛りしていくだけでも精一杯! 僕だって何かしてあげれるワケでもない。同情をしているだけ。。結局は彼らと一緒かなぁ〜って(涙)。
新型コロナウイルスによる経済崩壊により、多くの方々は自分だけが生きていくので精一杯だと思うんです。景気が良い時ならばいざしらず、世界の超大国アメリカですら内乱寸前の激動の現在、助けてくれる人はいないでしょうね。
そうなると、小樽の観光地で商いをしている方々は、なんだかんだ言っても「自助」の力で、生き残っていかねばならない!生き抜かなかればならないんですよね!

そうこう考えながら帰り道(復路)を歩いているうちに陽が暮れてきました。。
もうすぐ夜になる。。そしてまた明日(夜明け)がやって来る。。
明日を生き抜こう!!
みんなで生き抜こう!!

小樽堺町通り商店街周辺画像
(夕暮れ前の小樽市堺町通り商店街周辺の写真。撮影は筆者)