屏風と商売は広げすぎると倒れる。小さなコミュニティの時代へ。

スピリチュアル的には、これまでの約200年間は [ 地(土)の時代 ] と言われていました。ピラミッド型の上下構造の社会、競争社会、そして “所有” にこだわっていた時代でした。そんな 土の時代 もいよいよ終わりを告げ、2020~2021年頃より [ 風の時代 ] へと突入しました。

ところが次の 風の時代 ですが、何とまあ 地(土)の時代 とは「これでもか!」って程に正反対となっちゃいます。上下ではなく左右の構造になり、共存共栄や横のつながりを重んじる社会へとなって行くようです。そんでもって極めつけは今までの所有から “シェア(共有)” の時代へと至るとの事です。


(地(土)の時代と風の時代)

とくに所有からシェア(共有)に変わるのは、産業革命以降の大量生産・大量消費の概念を根底から覆すことになります。その一例が自動車産業でしょうか。今の若い人はクルマに大して興味はありませんよね。まさに風の時代の流れにどんどん変わりつつあるのですねぇ。

意外にもこれからは大企業ほど大変なのではないでしょうか。図体がデカいからすぐには変化に適応できないのです。もし予期せぬ巨大なリスクや危機があると、古臭いしがらみに囚われてしまい、図体が大きなことがかえって災いし身動きが取れないでいるうちに一気に倒れてしまうのですね。まさに [ 屏風と商売は広げすぎると倒れる ](※1) または [ 大きな家には大きな風 ](※2) です。

屏風の参考資料↓(【葛飾の職人衆】 葛飾区伝統産業職人会 金屏風 小林興司 YouTube動画より引用)

屏風ではないですが、 [ 屏風と商売は広げすぎると倒れる ] または [ 大きな家には大きな風 ] のことわざにピッタリな典型例を挙げさせて頂きましょう。2018年に我が札幌圏を過去最大級の暴風型台風が襲ったのですが、意外や意外、被害に見舞われたのはどれも巨木ばかりだったのです。北海道立図書館(北海道江別市大麻)の手前には、驚く程の超ぉ太っとい巨木が数本あったのですが軒並み倒れちゃったのです。その一方で、そこから僅か2キロ先の我が家の小さなカラーコーンはびくともしませんでした。家(整体院)にも被害はありませんでした。

そして[ 屏風と商売は広げすぎると倒れる ]は、何も商売に限ったことではありません。コミュニティ全般(サークルや集いや有志同志の集まり…等々)に関してもだと思います。

風の時代を察知してからか、インターネットの発達による動画配信やSNSの普及も相まって、同じような価値観を有する人たちの [ 小さなコミュニティ ] が彼方此方(あちこち)ででき始めてきました。しかし、この小さなコミュニティ、小さい少人数のうちはとても楽しいのですが、100人、200人、1000人…と大きくなればなるほど様々な不具合が出てくるものなんです。

それはなぜかというと、同じような価値観 ではあるものの [ 同じではないから ] です! 小さいうちは何となくこの違いを誤魔化せていたものが、大きくなっていくとそうも行かなくなります。さらには、小さなコミュニティには、発起人というかリーダーみたいな人がいるかとは思いますが、大きくなると「俺が乗っ取ってやろう( ̄ω ̄メ)ニヤリ」という野心の強い輩も出てくるモンです。意見の衝突だって頻繁化していくはずです。そんでもって熾烈で陰険な派閥争いへと発展し、コミュニティそのものに魅力が無くなってしまい、いずれは崩壊を迎えてしまうパターンが多いのかなぁ…と( ;∀;)。

YouTubeの動画配信などを重なることで支持を得て大所帯へとなった某コミュニティの発起人的な立場の方も、最近配信された動画内(2022年11月時点)で「小さいうちは楽しかったのに、大きくなってくると何だかねぇ~。この問題をどうするか真剣に話し合わなければならない時期に来ている」みたいな事を言われてました。

これからの 風の時代 は間違いなく、力や暴力や金で支配する [ 大きな権力的組織体(大企業&グローバリズム)] から [ 小さなコミュニティ(ユーモアで個性ある小規模事業者&ローカリズム)] へとシフトチェンジして行くはずです。ですが、上述した問題点をどうしていけば良いのか!? うむ~、、悩めるところでございますね。ボクにもその答えは分かりません。

結局は何だかんだで上手くいかず、回りまわって、力や暴力や金で支配する[ 大きな権力的組織体(大企業・グローバリズム)] に戻っちゃうかもですね”o(-_-;*) ウゥム…

せっかくできた小さなコミュニティです。互いを尊重し、受容し合いながら、みんなで仲良く末永く続けたいものでございますね( ̄ー ̄)ニヤリ[おわり]

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(※1)屏風と商売は広げすぎると倒れる : どちらとも広げ過ぎると倒れやすい(商売や会社なら倒産・破産しやすい)という戒め言葉や意味合いで使われる。

(※2)大きな家には大きな風 : 家が大きいとそれなりに吹きつける風の量も大きいというわけで、金持ちには金持ちの悩みがあるということのたとえ。 また、仕事などの規模が大きければ、よきにつけあしきにつけ、なにごとも大がかりになるという意味でも使う言葉・ことわざ。