「トランプ米大統領は17日、関税交渉を継続する日本は“手ごわい”相手だとの認識を示した」
── というニュースがありました。
これを聞くと、多くの方が「え?誰が手ごわいの?」と思うのではないでしょうか。
たとえば…石破さん?
正直なところ、国民の目に映る石破首相のイメージは「ガンガン前に出てリードしている!」という感じではないと思います(失礼!^^;; 笑)。
では、トランプ氏は日本の何(誰)を[手ごわい]と感じているのでしょう?
・森さん…もうかなりご高齢です。
・麻生さん…存在感はありますが、リーダーシップという意味ではそこまでではない。首相時代も1年持ちませんでした。
・まさかのサプライズで天皇陛下…しかし、もちろん政治には関与されていません。
となると──「誰がリーダーなんだ?」
私見ですが、それは…
[空気](氣)
だと思っています(笑)。
これは決して冗談だけではなく、小さな組織 ── たとえば「自治会」にも同じことがいえます。
僕は、役員のなり手がいない中で2期にわたり区長を務め、現在は会計担当(肩書きは総務副部長ですが、実質部長級)をしています。
前職の区長には、次期役員の選出を取りまとめる役目がありました。
しかし ── これが本当に出てこない(笑)。
最初に区長をやったときなど、こう思っていました。
「もう、執行部(理事会メンバー)の方でなんとか決めてください…!」と。
とりあえず「上」が何とかしてくれるだろうと思ったんです。
ところが…
リーダー(指導者)は存在しなかった!(笑)。
会長は、自治会という名の[政権運営]には、実のところあまり深くは関わっていないご様子。
一方のナンバーⅡの総務部長はというと、日々のお仕事がとても忙しそうで、人事系の厄介事は会長に丸投げ。
でもその会長は、やっぱり直接は絡んでこない(ハハハ…笑)。
そんな中で、過去に各役職を歴任し、現在は副会長職にある方が、実は人事面では何となく主導的な立場にあるらしいと判明。
とはいえその方も、「区長さんにお願いする」というスタンスだったのです(笑)。
でも、僕のほう(区長側)では人が決まらない。だから「執行部にお願いしてます」っていう状態なわけでして……(笑)。
まさに ── 堂々巡りです(笑)。
しかし、ここからが日本らしいところ。
最終的にはですね、何となく、ほんと[何となく]、日本独特の[空気]で人事が決まっていったんですよ!(笑)
最後まで決まらなかった2つのポストのうち、ひとつは「なんとなく」僕が動き、
もうひとつは「なんとなく」副会長が動いて、いつの間にか決定。
そして今年度(令和7年度)の役員選出では、別の区でも同じようなことが起きました。
2月末時点でもまったく決まっておらず、「こりゃ本当にヤバいぞ…」という空気が流れていたそうなのですが ──
4月初めの自治会定期総会には、あら♪まあ♪不思議♪ 全部決まっていたんですよね(笑)。
……
もうひとつ、例をあげてみます。
昨今では、消費税をはじめ、各種税金や経済の低迷について
「すべては財務省が悪の根源だ!」という声がよく聞かれます。
では、誰がその財務省を率いているのか? 支配しているのか?
── という疑問が湧いてきますよね。
財務次官か?……うーん、見た感じ、そこまで[リーダー!]という感じでもない。
他にも、いかにも主導していそうな人物は、特に見当たらない。
そう、これもまた ──
*財務省が連綿と長年にわたって築き上げてきた[空気]* なのではないかと思うのです。
「消費税は上げ続けなければならない!」
という、ある種の[慣習]というか、[呪縛]のようなもの。
それ自体がもう、[空気]なんですよね~。
アメリカなら、国のリーダーは「ドナルド・トランプ」。
テスラやX(旧Twitter)なら「イーロン・マスク」。
こうして名前を挙げれば、一目瞭然で誰がトップか分かります。
でも日本って ──
国でも、官僚でも、会社でも……何とな~く「誰が中心なのかよく分からん!」んですよ(😅笑)。
……
とまあ、トランプ大統領も、きっとこう思っていたはずです。
「日本って、何なのよ!?」
まるで、「見えない[底なし沼]」に足を突っ込んでしまったような、そんな感覚に陥っていたのかもしれませんね(笑)。
それでも、ある意味 ──
日本は[最強]なのかもしれません。
少し前までは世界第2位の経済大国でしたし、
戦前には列強国(五大国)の一角に名を連ね、
今も当たり前のようにG7の一員であるという ──
この小さな島国のわりには、なぜか[それなりのポジション]を保ち続けている。
まさに、摩訶不思議(笑)。
日本人の僕ですら、不思議に思う今日この頃です(笑)。
ただ ──
これからの時代は、もしかすると[日本の時代]、
いや、[日本風の時代]になっていくのかもしれません。
のらりくらりと。
風に乗るように。
空気の流れに従って、何となく方向が決まっていく ──
それはきっと、*2024年11月20日から本格的に始まった「風の時代」* を象徴するような生き方なのかもしれませんね。
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