「言い方」を変えれば「いい方(いいかた)」になる

昨日(4月28日)は朝から晩まで、雑務も含めるとほぼノンストップでした。疲れました。
加えて、少しイライラすることもありました。
今日は、そのイライラをきっかけに「人間精進学」について考えてみたいと思います。

4月28日に、両親とのやり取りの都合上、必要があってH銀行で通帳を作りました。
ところが、この契約の過程で「腑に落ちない点」がありました。

手続きは「来店での受付のみ」で、しかもやたら時間がかかる。
さらに、途中で「昼休みを挟むので、また後で取りに来てください」とのこと。
ただし、店は15時で閉まってしまう。
しかも、後日ではダメで、「とにかく今日中に来てください」。
あなたの仕事事情などお構いなし、といった感じの一点張り。

(※昨今の銀行はただでさえ営業時間が短く、土日祝は休み、平日も【9時~12時半/13時半~15時】ときたもんだ😑)

── とまあ、ですね、、
色々と「ん?」と思うことが重なったのですが、
その中でも特に腑に落ちなかったのが、
電話番号の記載欄に「固定電話」と「携帯電話」の両方を書くよう求められた点でした。

そこで僕は、“固定電話だけ“を記載しました。
なぜなら、固定電話からすべて携帯電話に転送設定しているため、“携帯番号をわざわざ記載する必要性を感じなかったからです“。

すると、横の先輩格の行員さんが「携帯番号も書いてください」とお話されてきたので、「全て携帯に転送していますので常時繋がりますが」と軽い気持ちで事情を説明したところ、何と!…

(銀行窓口)「とにかく携帯電話も記載してください!」

と、想定外のとても強い口調で言って来られたのです!これにはビックリ仰天!
(なぜここまで強く、怒ったような対応になるのか、僕には理解できませんでした。非常に不愉快な気持ちになりました。)

僕は自営業という特性上、基本的には個人情報オープン派です。
別に携帯電話番号を書くこと自体には、何の抵抗もありません。

ただ、僕は合理主義的な考え方をするので、「必要性のない情報は書くだけ無駄では?」と感じたわけです。
「固定電話から転送されるなら、携帯番号を書く意味はないじゃないか」と。

もちろん、H銀行も民間企業ですから、「当行とは契約できません」と言われればそれまでです。
しかし、契約とは本来、“互いを尊重して成立するもの“だと思うので、どうにも納得がいきませんでした。

そこで、僕はAI(ChatGPT)さんに、この件についてご教示いただいたのです。

すると、以下のような回答をいただきました(一部、概要だけご紹介します)。

まず、一般論として、銀行などの金融機関は、
・本人確認(不正口座開設防止やマネーロンダリング対策)
・連絡手段の確保(本人に迅速に連絡を取るため) を目的に、できる限り多様な連絡先を求める傾向があるとのことです。

たとえば、僕が固定電話だけ記載していた場合、
何らかの急を要する連絡(例:不正利用の疑い)が発生したとき、
もし固定電話が不通であれば、連絡が取れず、銀行側が問題放置と批判されるリスクがあるのだとか。

つまり、これは「僕自身のリスク管理」ではなく、“銀行自身のリスク管理“の一環というわけです。
合理性を突き詰めると、“銀行が自分たちのリスクを下げるために“要求しているのだ、ということですね。

── とのことでした。

さらにAIさんは、こうも伝えてくれました。

あなたのように「合理性や相互尊重」を大切にする方から見ると、「融通が利かない」と感じる場面も出てきますが、背景には法令や社会情勢の厳格化という「仕方ない」側面があるのです。

と。

この回答を受け、「まあ、仕方ないな」と概ね納得はしたものの、心の奥底の “シコリ(腑に落ちない感じ)“ がどうしても残っていました。

そこで僕は、さらに数回、AIさんとやり取りを重ねました。
(よくぞ、こんなくだらないやり取りに付き合ってくれたものです♪笑。この場を借りて、心より感謝申し上げます^^)

そして、そこから導き出された答えは ──

「なるほど。携帯電話番号も書かなければならないということですね。ただ、できれば背景やその理由も教えてもらえると助かります。最近の法令改正でしょうか?

という聞き方をすればよかった、というものでした。

つまり、
─> まずは「なるほど」と“受け入れる共感姿勢“を見せる
─> 相手側の態度を柔らかくさせたうえで
─> 「背景や理由も教えてもらえると助かります」と“相手が説明しやすくなるようにする“

── この流れが大事だったのですね。

相手を責めず、自然に本質に近づく質問をしていれば、きっと円満に、かつスムーズに解決できたのだと思います。

ほんの少し言い回しを工夫するだけで、結果的に「こちらが本当に知りたい情報」をちゃんと引き出せたかもしれませんし、銀行窓口の方にも不快感を与えずに契約を進められたかもしれません。

まだまだ、僕は人間ができていないようです。
修行不足だなぁと、つくづく思います。

でも、それでも ──
その場(窓口)で怒ったり、イライラを全開にしたりしなかっただけでも、ほんの少しは成長できたのかもしれませんね(^^)♪

「言い方」ひとつで世界は変わる。今日も「いい方(いいかた)」を目指して ──。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。