大手家電メーカー解散から「会社の使命」とは?を考えてみた。

誰もが知る大手家電メーカー「P社」が解散するというビッグニュースが飛び込んできました。大手自動車メーカーの「N社」も同業他社と統合しなければ生き残れないくらいに弱体化するなど、ここに来て巨大企業が総崩れ状態の様相を呈しています。

ただ、正直なところ、こうした結果になる兆候は以前から感じていました。僕は今回ニュースになったP社の製品には結構お世話になっています。そのことには厚く御礼申し上げ、感謝しているのですが、同社に限らず日本企業は全体的に変に“保守的&鎖国的“なのです。

例えば、かつて同社のポータブル音楽プレイヤーは、自社製品同士でしか録音保存ができない仕様、またはやりにくい仕様でした。この制約のため、他社製品や一般的な形式で音楽を楽しむことが難しく、ユーザーにとって使いづらいものでした。こうした閉鎖的な姿勢は、現代のオープンな技術トレンドに逆行していたと言えるでしょう。
(※注:現在はオープンなのかもしれません。もしくは廃番みたいになっているとか…😰)

「ぜーんぶを自社の製品で!何が何でも自社のを買わせよう!」といった感じで、何というか、自社製品だけですべてを囲い込もうとする姿勢が見えてしまい、ユーザー視点からは少し閉鎖的に感じられました。こうした方針は、自社のブランド価値を守るという観点では理解できる部分もありますが、結果的にユーザーにとって不便さを感じさせる要因になっていたのではないでしょうか。

そしてもう一つ、“イラっ!“とくるのが、変に「オーバースペック過ぎること!」です。電子レンジなら温める!洗濯機なら洗って脱水する!パソコンならネットとワープロを使う!車なら走行できてライト点灯してエアコンが使えれば十分! ─── シンプル・イズ・ベストこそ王道のはずですが、日本製品はあれこれと余計な機能を詰め込みすぎて、便利さを履き違えています。

例えば、車の操作パネルが複雑すぎて使いこなせなかったり、家電の説明書が何十ページもあるような状況。こうしたことが「本当に必要なのか?」と考えさせられます。

以上から共通して言えるのは、いつしか顧客の本当のニーズを無視し、利益や自己満足を優先してきたということです。これでは、顧客をないがしろにしてきたと言われても仕方ありません。

本来の会社の使命は、「皆さまがより豊かに生きるためにある!」ということに他なりません。

しかし昨今の巨大企業やグローバル企業を見ていると、大株主(超ぉ国際金融資本家)の方ばかりしか向いていなかったように思えてなりません。この姿勢が、顧客の信頼や愛着を損なう一因となっているのではないでしょうか。

会社の「社」という字は、神社の“社“と同じです。そして「社」という字は“杜(もり)“とも似ています。

“社“は神様の居場所、“杜(もり)“は神社を囲む森で神聖な自然を象徴する場であり、そこに集う人々が安心して心を開くことができる場でした。神社や杜は、人々が集い、互いを支え合うコミュニティの核となる存在でもありました。

今は公民館や会館で集会が行われていますが、昔は神社に集まって行われていました。かつての日本人は、神社を心身の“憩いの場“としたのです。神々に感謝し、ご先祖様に感謝し、祈りを捧げ、心身を豊かにする場所が神社です(だと僕は思っています)。

その意味で、会社もまた現代社会における“社“であり“杜(もり)“であり、禅の精神にも通じるものです。禅が「皆と共に“活きる“」を大切にするように、会社もまた、目の前の人々や社会を豊かにするために行動すべき存在ではないでしょうか。

会社は登記されることで一つの人格“法人“として社会に生まれます。法人税という仕組みは、会社が単なる経済活動の場ではなく、社会にとって一つの人格として機能することを示しているのです。その人格を持った会社は、単なる利益追求の存在ではなく、人々の生活を支え、未来へと誘う“導師“であるべきだと感じます。

その使命を再確認し、人々に愛され信頼される存在として、豊かな未来を共に築いていく場となることを願ってやみません。

僕は春頃からスタートさせてみたい事業(活動とも言えるのかな?)があります。詳細は現時点では割愛させていただきますが、肚(腹)の力を楽しく有効活用できる複数の体操ゲームを提供(配信)して参りたいと考えています。

ここで思うに、上述した通り、会社や事業は、「皆さまがより豊かに生きるためにある!」という点です。だから始めは利益のことを(全くとはいいませんが*笑*)深く考えず、皆さまにとにかく体験していただく。その点に重きを置きたいです。

LINEにしても、YouTubeにしても、スマホのOSであるandroidにしても、現在の世間を席巻するツールは、基本はフリーでオープンにし「まずは、みんなに体験していただき、便利に楽しんで豊かになっていただく」が原点となっています。

LINEが開発された背景には、東日本大震災で電話回線がダウンしたことを受けて、緊急時にインターネット回線を通じて連絡を取ることができるコミュニケーションサービスを作ろうという社会使命から誕生したそうです。その背景が評価され、一気に市民権を得たのは間違いないでしょう。今でも変わらず、「家族や親友、恋人や仲間など、身近にいる大切な人とコミュニケーションをするためのサービス」であり続けています。

そして、人と人、人と企業(会社)、企業と企業を結びつける場の拠点“プラットフォーム“となり、それによって人々の生活を豊かなものにするのに大きく貢献しています。

僕が考えている新しい構想も、このような形を目指しています。現在の占星術的な概念である「風の時代」も、身近な縁ある人たちが心身共に豊かになっていく“小さなコミュニティ“が基本軸となっています。

まずは、“縁(えん)“を育み、いずれは“円(¥)“へと繋げていく(笑)!? といったところでしょうか。

この記事を書いていてふと思い出したのですが、そういえば、弥勒菩薩(ミロク)様を象徴する数字は“369“です。この数字を四捨五入すると“37“になり、“37=ミナ=皆さま“なんですよね! やはり思うに、会社や事業の使命とは「皆さまの幸せのためにある!」ということなのだと!(^^)

少し偉そうな書き方になってしまったかもしれません。最後までお読みいただきありがとうございました。皆さまのご多幸をお祈りし、今回のブログ記事は終わりとさせていただきます(^^)♪