■上の動画 ↑ は立花氏の切り抜きサイト配信の動画です。
こんにちは。昨日、全員を生活保護にしたほうが良いという内容のブログ記事を書きました。NHK党の立花孝志氏の動画での発言、「生活保護の人々が好きだからというわけではなく、彼らにしっかりと手厚い福祉を提供しないと、暴動が起こる可能性があるからです。政治の基本的な役割は、強者から税を取り、弱者に配ることで暴動を防ぐことにあります。自分で生活できない人々を守るために、これからも彼らを支えていく必要があると考えています。」という意見を引用し、格差が暴動や戦争を生む危険性を指摘し、ベーシックインカムがその解決策として有効ではないかと結論付けました。
しかし、改めて考えてみると、このシステムには問題点もあります。ベーシックインカムは格差の解消や暴動の予防に効果的である一方で、反社会的勢力がこの制度を悪用し、不正に利益を得る可能性があるというリスクも存在します。これを防ぐためには法整備が不可欠ですが、法の隙間を突かれる恐れもあり、結局はいたちごっこになってしまうかもしれません。
それでは、中国のような中央集権的な権力による独善的な運営が有効なのかというと、特定の権力者に過度な影響力を与え、民主的な価値観と相容れない問題が生じる可能性があります。NHK党の立花孝志氏が動画で「一人っ子政策」やアリババ創業者を例に挙げ、「儲けすぎ罪」(財産を没収する法律?)の制定に一定の評価をしているように、一党独裁体制では強行策が可能ですが、その反面、自由や人権が犠牲にされるリスクも伴います。
このような状況を考慮すると、最終的には「教化国家」のような仏教的な教えに基づいた社会、つまり人々のモラルに依拠した社会が理想的だという結論に至るのも自然なことです。仏教の教え、特に[八正道](お釈迦様が説かれた八つの正しい生き方)に基づき、個々が正しい行いをするよう導かれる社会であれば、外部からの強制力に頼らず、内面的な倫理観や道徳観が社会の基盤となるでしょう。しかし、「教化国家」を築くためには、モラルと法のバランスが重要であり、教育や啓蒙活動を通じて社会全体に仏教的な価値観を浸透させるには時間がかかるかもしれません。
それでも、日本では比較的モラルと法のバランスが保たれており、欧米で見られるような暴動や荒廃はあまり起こっていません。これには、日本独自の価値観である[侘寂(わびさび)]が大きく寄与していると考えられます。
侘寂の美意識は、日本人が大切にする他者との調和や空気を読む文化に根ざしており、これが自然と社会全体のモラルを支える力となっているのかもしれません。例えば、事業家のイーロン・マスク氏の X(旧Twitter)でも「JAPAN LOVE♥」の投稿が頻繁に見られ、この[侘寂]にも言及していることから、彼が未来を見据えた事業家であることが伺えます。マスク氏は、最終的に世界がこの[侘寂]の価値観を尊重しなければ、社会は成り立たないと考えているのではないかと推測されます。
侘寂
— Elon Musk (@elonmusk) July 23, 2023
(■イーロン・マスク氏の「侘寂」という謎めいたX(ツィッター)投稿。)
さらに、この[侘寂]の根底にあるのは、僕見ですが、遥か昔の祖先たちが持っていた縄文時代の価値観、「推し」と「共有」の精神だと思います。
縄文時代には、個人よりも共同体の調和が重視され、子育ても共同体全体で行われていました。「私」よりも「私たち」という意識が強く、共有の精神と推しの精神が根付いていた時代です。縄文時代は1万年以上続いた文明であり、争いが少なかったことでも知られています。これほど長く続いた文明は他にあまり例がなく、持続可能な社会であったことが、さまざまな調査からも証明されています。
しかし、弥生時代以降、稲作の普及によって社会は大きく変わりました。農業の発展に伴い、指導者や管理者が現れ、社会はピラミッド型に階層化されました。物質的な[所有]が強調され、格差や競争が生まれるようになったのです。そして、時代が進むにつれて唯物主義が先鋭化し、現代社会にまでその影響が続いています。現代社会では「今だけ、金だけ、自分だけ」という風潮が強まり、SNSでの対立や分断も深刻化しています(※それでも欧米に比べれば日本はまだ穏やかかもしれませんが ^^; …)。
さらに、縄文時代の特徴的な点は、自然崇拝や精霊信仰(アニミズム)を重んじていたことです。集落は円形に配置され、その中心には共同墓地や祭祀場がありました。「ご先祖様があってこその僕たちであり、そのことに感謝し、皆で輪を作る」という精神が、円形に配置された集落からも伝わってきます。心のどこかで見えないけれど、遥か上に存在するであろうものを信じる、という考え方が根付いていたのでしょう。聖書的にいうと[神]に相当するものかもしれません。
したがって、ベーシックインカム(全員生活保護制度)の次世代社会を円滑に運営していくには、例えば、最低限の法的な制約を設けつつ、人々が自主的に正しい行いを選ぶように導く教育やコミュニティ活動を強化するという形が必要なのかもしれません。
そのための新たなコミュニティを創りたいな、とは常々考えてはいるのですが、ぜひ皆様のご意見もお伺いしたいですね。今は[風の時代]ですから、同じような価値観を有する人たちが集い、みんなで考えて、より良い生活空間になればなーって思っています。
ということで、お金が欲しいです(笑)。月末の旧失速で僕の整体院ピンチです(笑)。今回も最後は愚痴っぽくなってきましたので、この辺りで終わりとさせていただきます。最後までお読みいただき、ありがとうございました。感謝です(^^)♪。