勝つケンカは下から・後編

前編の続きです。
相手側の “ヒートアップヽ(`Д´)ノ怒!” が少し涼しくなったであろう適時のタイミングで、電話かメールで連絡を取ります。

しかしながらその場で、「コチラ側が損傷を負わせてしまいました」というような完全なる否を認めるような表現は断じてしません。最悪の結末となる訴訟沙汰になった場合は、とても不利になるからです。損傷を負わせた証拠もないため、この対応に法律的な齟齬(そご:事柄が、くいちがって、合わないこと)は無いとは思います。

しかし、真っ向から相手側(お客様)の発言を否定するとなると、さらなる怒りを買うため、見に覚えが有るような無いような(過失を認めるような認めないような)“玉虫色な表現” をします(笑^^;)。何とも言えない言い回しに終始します。政治家の答弁顔負けの(^^;笑)。

「当院側の一連の対応や過程の段階で、もしかしたら “至らない点” があったとも想定されます。この点は深くお詫び申し上げるしかございません」みたいな感じです。ボクの施術そのもので損傷を与えたとは絶対に言いません。

お客様側が「こう押した時が原因だ!」「ああ引っ張った時が原因だ!」と何回も食らいついてきても、「重ね重ねになりますが、当院側の一連の対応や過程の段階で、もしかしたら “至らない点” があったとも想定されます。この点は深くお詫び申し上げるしかございません」と、ひたすらのオウム返しです(笑)。

決して感情的になりません。どこまでも “無” です。そしてお客様が諦めるのをひたすら待ち続けます。この時のボクは “悟りを得た修行僧(釈迦)” と化します(笑)。

しばしして、やや落ち着いたタイミングを見計らい、次の発言へと進めます。
以下はパターン例の「やり取り喜劇」です( ̄ー ̄)ニヤリ↓

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ボク:「お詫び申し上げる機会も兼ね、実は手元に『お見舞いの品』をご用意させて頂きました。」(※口八丁で、この時点で実際には『お見舞いの品』など用意なんてしていない♪笑)

お怒りのお客様:「そんな事しなくて良いよ」(とは言いながらも少し和らぐような反応になる。)

ボク:「一度お話をさせて頂く場を設けさせて頂きたく考えておりまして、お伺いさせて頂きたいのでご都合の良い日時はございますでしょうか?」(あくまでも平身低頭な声のトーンを維持します。)

お客様:「来られても困るよ〜」

ボク:「それではですね、整体ギフト券(無料券)も何回か分ご用意致しておりますので、御来院できる機会はございますでしょうか? 痛められたであろう箇所を軽くホグしたり伸ばしたりする事で良くなる場合もございますので〜(^^)」(※注:経験上、一度痛めた所は痛いままです♪笑。放置しておいて時間経過による快方を(治るのを)待つのが一番です。)

お客様:「では行くよ」

こうしてお客様が整体院へとやって来られます。

ボク:「今回は至らずな点もあり大変申し訳ございませんでした!」(※注:ここでもボクの施術そのもので損傷を与えたとは絶対に言いません^^;笑)

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と、まあ、こんな感じです。あとは誠心誠意の応対をしたり、一生懸命な施術していくうちに、そのうち何となく解決へと導いていかれる場合が多いのかなぁ〜って(^^♪)。

今回は整体でのトラブルを例にさせて頂きましたが、高度な知能を有する “ヒト” と “ヒト” とが接する以上、この他にも何かしらのトラブルは絶対に有り得ます。クルマや不動産など高額商品の売買ですと尚更です。当院に来てくれるお客様に問題児はほとんどいませんが、世界には70億人も生きているので悪人はいます。下から行く方法(勝つケンカは下からの方法)だと、本当に悪どい相手だった場合、それを良いことに、更に更に攻め込んでくる輩も極々一部でしょうがいるのかもしれません。ケースバイケースとはなりますが、それでもボクとしては、基本的には『勝つケンカは下から行け』が良いと考えております(^^)。

ハートフルハート♥
心(波動)と心(波動)です♥(だと思っています、ボクは♥)