えべつプレミアム付商品券と売掛金

こんにちは。にこにこ津田整体院です。
ボクが整体院運営している江別市では、新型コロナからの経済復興対策として「えべつプレミアム付商品券」という、5千円で6,500円分の商品やサービスを利用できるというお得チケットの販売を始めました(※1世帯で2セットまで購入できるので、1万円で13,000円分の商品やサービスが利用できます)。そして江別札幌厚別にこにこ津田整体院は、その利用できるお店として江別市(正確には江別商工会議所)に登録申請を行い、認可を受けました。

お客様側からすると便利なサービスなので一応登録させていただいたのですが、ところがですねぇ〜、このような商品券の類いは実は帳簿的にちょいと面倒くさいのです(^^;)。
現金なら1行の記帳で済むものが、2行にも3行にもなるのです。

■現金の場合
(借方)現金 3,500円 / (貸方)売上 3,500円
(摘要)施術料 にこにこ津田整体院

ニコニコ現金決済の時は1行で終わるので、とて〜も記帳が楽チンです(^\^)。

ところが商品券決済となると、ちょいと複雑になって行きます。

■えべつプレミアム付商品券で売り上げた場合
お客様がお支払いした時↓
(借方)売掛金 3,500円 / (貸方)売上 3,500円
(摘要)施術料 にこにこ津田整体院 江別商品券
そして売上分のカネが江別市から振り込まれた時↓
(借方)普通預金 3,500円 / (貸方)売掛金 3,500円
(摘要)売上入金 江別市

2行に増えちゃいます(笑)。お客様からチケットでお支払いを受けた時点では、お金、つまり “日本銀行券(^\^)” はボクの手元にないため「まだ仮受けの段階ですよ〜♪」という記帳が必要なんです。これが【売掛金】というヤツでございますね。そんでもって実際に日本銀行券がボクの手元へ入ってきた段階で、「ホンモノの日本銀行券を受け取りましたよ〜♪」という第二の記帳をもって取引が正式に完了するという次第なんです。面倒なんですねぇ〜(笑)。

それに加え【摘要】という、『何の商品名(整体院ならば施術料)』で、『どこで使ったか(当院の場合は「にこにこ津田整体院」)』の記載も帳簿では求められますが、商品券決済ですと更に『何の売掛金なのか?(今回の場合は「江別商品券」)』まで必要でして、とて〜も長々しくなっちゃうんです(涙)…

これが「現金」と「商品券」のミックスになると帳簿的にはブチ切れます(笑)!。

■現金1,500円&えべつプレミアム付商品券2,000円のミックスの場合
(借方)現金 1,500円 / (貸方)売上 1,500円
(摘要)施術料 にこにこ津田整体院
(借方)売掛金 2,000円 / (貸方)売上 2,000円
(摘要)施術料 にこにこ津田整体院 江別商品券
そして売掛金部分の売上分2千円が江別市から振り込まれた時↓
(借方)普通預金 2,000円 / (貸方)売掛金 2,000円
(摘要)売上入金 江別市

長げぇ〜!!!(爆笑)

「そんなに面倒くさいなら登録店になんかならなければ良いではないか!」と言われちゃいそうですが、登録店になるとメリットもあるのです。

まずは第一に、お客様への利便性というか、サービスの向上でございますね。支払いの手段が多ければ多いほど、お客様側にとっては便利ですよね(^^)。

そして第二のメリット! これが実は肝なんです。

それは… 事業実態を公(おおやけ)に証明できるからです。

ニコニコ現金決済ばかりですと、お客さんとボクの間だけでのやり取りですので、「本当なの?なんか怪しいね!(TдT)」ってなります(笑)。
当院やボクの存在は確かに怪しいですが(TдT笑)、そうかといって、周囲の方々、特に公的機関から “事業としての実態が無い!” と思われてしまうのも何か嫌ですよね。

なかでも公的機関から認められないと厄介なのが「補助金」の類いなどを申請する際です! 事業をやっていると、ときには補助金や支援金などを申請できるタイミングに巡り合う機会もあります。そんな時「う〜ん、アナタやアナタのお店は怪しいねぇ〜(TдT)」と門前払いされてしまう可能性もあるのです。繰り返しになりますが、確かに当院やボクの存在は怪しいのですが(TдT笑)、そうかといって「その存在を認めません」となってしまうと、そこから進めません。そんな時こそ「売掛金取引」が必要不可欠なんです。

【現金】ですと係るのは「ボク(当院)」と「客」の二者だけですが、【売掛金】ですと「ボク(当院)」「客」「金融機関」「自治体(今回は江別市)」と何と “四者” に増えるのです! すると業としての取引の痕跡が必ず残るんです!(その代わりインチキもできなくなる\(^o^)/爆笑!)

通常、企業間の取引は基本的には銀行口座を経由します。ニコニコ現金決済の業種のほうが珍しく、整体院・美容院・小規模飲食店・個人商店、あとは怪しげな商売くらいなモンです(笑)。だからこそ時々は【売掛金決済】があったほうが良いんですよねぇ〜。

今回は想定外で「えべつプレミアム商品券」を使ってくれたお客さまが結構いてくれましたので、これで “怪しげな整体院” から “普通の整体院” へとアップグレードできそうです(^^)笑!?