今回は 思想家・吉田松陰先生の ある格言 と絡めて、お話を展開させて頂きます。
実は、わたくし整体師津田(札幌厚別江別の津田整体院・旧にこにこ整体院)、利己(我欲)を抑し利他を重んじる “禅の心” を高めていく事を本年度以降の目標にしたんです。 その旨を交流ある個人事業者仲間さんなどに話してみたら、そこからとんとん拍子で事が進み、みんなで禅の心を世の中へ伝える無料新聞(フリーペーパー)を出そうとなったんです。そして出しちゃいました(笑)↓↓
こころの新聞~禅Zen~ VOL01(2019年2月) ※A3両面カラー判
【電子版】 全面 ・ 1面 ・ 2面
こころの新聞~禅Zen~ 公式サイト
https://zen.nikoseitai.net/
この新聞は思ったよりも高評価だったようで、 「津田さんの書いたトップ記事よかったねー」 「来月も楽しみにしてるよ❤」 って言われて期待されちゃいました。 すると単純な私は 「よぉ~し!さらに、もっともっとスゴい記事を書いてやろう!」 ってなりました(笑)。
ところがです!いざ書こうとすると、禅Zen新聞用の記事も、このブログ用の記事も、全然文章が書けなくなってしまったんです。 とりあえず何かをネタ元に文を書いてみるも、どうもパッとしない。ただ長いだけっていうか。。 せっかく長々と書いたのに、全て削除しちゃいました(涙”)。
「何でだ!なんで書けないんだ!先月はすらすらと記事が書けてたのに!(怒”)」
段々イライラしてきました。。
冷静さも失いました。。
そうなると今度は文ひとつ書けない。。
焦りました。。
ここで、ふと、幕末の天才思想家・吉田松陰先生の ある格言 を思い出したんです。
自分にとっての利益。
これをなるべく増やそう、残そうとすればするほど、
判断基準がぶれ、迷いが生まれます。
反対に、自分の利益さえ一番後回しにできるなら、
やろうがやるまいが、どれを選ぼうとも、
物事は気持ち良く進んでいくものなのです。
自分のことを考えると、かえって自分のためになりません。
そうそう。欲が前面に出ちゃったんです。 金銭欲ではないものの、評価という名の私益や利益を得たいがためだけになっていたので似たようなものです。
もっと自分が評価されたい!もっと褒められたい!というばかりの “私欲” が前面に出ることで、かえって気負いし、記事(文章)作りの邪魔をしてしまっていたようです。
吉田松陰いわく 『判断基準がぶれ、迷いが生まれた』 のです。
そこで「この新聞を始めた初心は何だったのか?」を深呼吸して見つめ直してみたんです。 瞑想もして出来るだけ無心にもなってみました。
心を落ち着け、(今回に関してはもっと褒められたいという)私欲や私心を捨てると、あらまあ何と不思議(^^♪)。 吹雪が止み、隙間から薄日が差すかのように、少しずつですが 頭のなかに記事のもとになるネタが浮かんできたのです。
こうして今回の記事に至ったわけですね~。 「変な私欲が強く出てしまうと、能力が発揮できないよ」という実体験による失敗談をあえて記事にすることで、うまく仕上げることができました。
小さい発信力ながらも世の中に 禅の”想い” を伝えたいのもあって始めたんですよね。
(※ “思い” ではなく、より重たい “想い” です!)
こころの新聞~禅Zen~ は、私が褒められたいがために始めたんではないんですよね。そんなもの(褒められたい気持ち)は後回しでいいんです。 そうすると吉田松陰いわく、 『物事は気持ち良く進んでいく』 のだと思います。
この新聞を通じて己の心や志を高め、これからも精進させて頂きます。
この吉田松陰先生と同じ禅の考えを持つのは、意外にも世界的な著名人に多いです。 世にスマートフォンを送り出したスティーブ・ジョブズ氏や、『イノベーションのジレンマ』という著書で「破壊的イノベーション理論」を提唱し、一世を風靡(ふうび)した ハーバード大学のクレイトン・クリステンセン教授などです。
しかし、両氏は最初はその事に気がつかなかったようです。 両者とも深刻な病気を患ってから、初めて気がつくのです。 健康の乱れは心の乱れ。 “心” はどんなに高いお金を出しても買えません。 だからこそ 財を成した成功者であればある程、その事に気がつくのかも知れませんね。
幸福というものは、私利、私欲、私心を捨てることにより初めて手に入れられる心の安息なのです(と私は思ってます ^^)。
特に、クレイトン・クリステンセン教授が日本の東日本大震災を受けて公に出した手紙(メッセージ)が、とても印象的でしたね(^^)。 いつかどこかで、こころの新聞~禅Zen~ で紹介できればと考えております。
“個より公の精神” で行きましょう!
この記事を書き始めた時(2019年2月12日早朝時点)は、外は猛吹雪でしたが、少し薄日が差してきました(^^)。 私の私欲がもたらした “心の闇” が晴れたかのようです。 今日も一日お仕事がんばろうと思います☆彡