変えない美学・後編

こんにちは。にこにこ整体院札幌厚別版(2019年度より津田整体院札幌厚別版)の津田です。後編です。

前編で、親父さんを追い出した娘社長さんが、父親が築いてきた路線を大幅に変更し、その結果、大幅に業績が悪化してしまったOT家具という会社さんのお話をさせて頂きました。

しかし、このような話は OT家具さんに限りません。
子(息子や娘)が後を継いだ会社の多くは、なぜだか 子(若社長)は親(創業者)の路線を大きく変更し、そして何だかんだで失敗するという顛末を辿るんですよねぇ~ (ーー;)。。

これは御本人たちにお聞きしていないので、お気持ちはよく分からないものの、おそらくですが『俺(または私)は親とは違うんだ!』というようなコンプレックスというか対抗心みたいなものがあるからなのかも知れません。

特に 親子間や兄弟間などは周りから比較されるので『(親または兄弟に)負けてなるものか!』って度合いが強く、ついつい意地になり暴走しちゃう例が多いですね。

私も整体師になりかけの頃は そのような傾向にありました。 某大手整体団体の認定を受け卒業したのですが、当時の私は『まだまだ素晴らしい技術があるはずだ! 私はもっともっとスゴくなる!』みたいな気持ちが強く、習った教本ベースの整体技術から逸脱して自己流の度合いが強くなって行きました。

色々な整体技術をあれやこれやと取り入れるようになりました。 その結果が どうなったかというと、だんだんと自分自身の中で混乱して来ちゃったのです。 あれやこれや行うものだから無駄に整体時間だけは長くなるものの、その割には全然ホグれない(整体効果も当然少ない 涙”)。。

整体効果が少ないのは、施術者である私自身が混乱していたからだと思います。 このように心が乱れているような中での整体ですから効果が出るはずないですもんね。

変えよう!改革しよう!という強い想いが、かえって空回りしてしまったのですね。 これは上述したOT家具を改革しようとした娘社長さんと同じ感じだったといえます。

そのうち業績が悪くなって行ったものですから、私は考え直し ”気がつきました”。
『意外とシンプルな教本で習った整体技っていいんじゃないって☆彡』

初心にかえったのです!

当時は腰痛の調子が悪かったので、趣味であるボディビルの先輩にたまたま紹介して頂いた治療院に行ったのも気がつくキッカケになりました。 そこの繁盛治療院の名整体師さんのやり方が思いほかシンプルな割には、翌日以降がとても楽チンになったのです。

整体施術時間もとても短いです。こんなんで本当の良いのだろうか?ってくらいです。 整体師というのは本当に患者さんが治ってくれるかどうか不安だから、できるだけ患者さんの体に長く触れていたいものなんですが、この名整体師の先生の施術は あっという間に終わってしまいます。

これは、この先生の ビジョン(展望や見通しという意味合い)がしっかりしているからなのでしょう。 『やるべき骨格調整や基本軸はキチンとやったんだから、あとは自然と治っていくだけだ』って感じですね。

札幌厚別江別にこにこ整体院のトイレことわざで 古き良き時代 って言葉があります。

例えば我が家のトイレ【↑】。今のトイレは全てがタッチパネルなんですが、トイレを使った私の整体院のお客様が、使い方がよく分からなくて、水を流すボタン と ウォシュレット(お尻洗浄)ボタン を押し間違えてしまい びちょ濡れになってしまったことがありました(笑)。 それに加え、9月の北海道大地震の際に身に染みて分かったのですが、停電になるとタッチパネルのようなコンピュータ制御型のトイレだと全く使えなくなってしまうのです(^^;)。

あぁ~ 昔ながらの 横にあるレバーで流せるタイプのトイレが良かったなぁ~って(笑)。

家電やクルマも同じ。最近のはやたら操作ボタンが多くて、かえって混乱しちゃいます。 機能ありすぎ!そのぶん安くしてくれって (-゛-メ)怒!
しかも コンピュータで制御されているから故障も多い (-゛-メ)怒!

変えないという美学♪
ここらで見直してみましょうや(^^)


追記。
それでも痔持ちだった私にはお尻洗浄機能は必要です。ときには文明の機器も悪くはないものですが、最近は過剰(オーバースペック)すぎるような気がしますね~。